某作曲家 2
幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》
某作曲家が、ダンテの『フランチェスカ・ダ・リミ二』や、シェイクスピアの『ロメオとジュリエット』『ハムレット』、それに、バイロンの『マンフレッド』などの文学作品をもととした名曲を書いていることを見てもそのことはよくわかるが、
彼は、1976年(36歳)の夏、バイロイト祝祭劇場のこけら落としに行き、その旅行中に、ダンテの『神曲』に心を奪われ、なかでも、政略結婚の犠牲となった絶世の美女フランチェスカ姫とパオロの悲恋物語は、彼の心を虜にした。
そして同年の秋この交響詩《フランチェスカ・ダ・リミニ》は、一気に書きあげられ翌年の1877年の2月25日、初演されている。