自己愛
『ヴィレッジ』を含め、確信犯的にビックリ箱路線を推し進めるシャマランの原動力は「自己愛」、その一語に尽きる。
褐色のビーン顔を自作にさらし続ける厚顔無恥さといい、ダメにもほどがある少年時代の作品をDVDの特典に収録し、「ぼくの物作りの原点がわかると思うヨ!」と笑顔でコメントできる図太さといい、どうしたらそこまで自分を好きになれるんだろう?と思うほどのアイラブミーっぷりが、シャマラン映画を底から支えているのです。
それが「ウケたい」「注目されたい」という欲求に繋がり、彼にあざといビックリ箱を作らせ続ける。
それだけでは単なるお調子者だが、確かに天才と呼べるだけの力量を持つシャマランは、卓越したカッティングとダイアローグのセンスをして、ある種の風格と様式美、観客によそ見を許さない緊張感を映画にもたらす。
また、作り込みの細かい監督にもかかわらず、俳優の力量に任せた芝居場作りにも長けていて、トップクラスの役者を切り回すのも実に巧みだ。
自己愛が自作への愛に昇華し、役者にも投影されて、最高の演技を引き出していると言うべきか。
自分も、ビデオカメラ レンタルして映画でも撮っちゃおうかな!
なんて^^;