中ソ関係の行方
国務省のウィッドマン中国課長は次のように述べていました。
「アメリカとしては最恵国待遇は、中国の門戸を世界に対して開放しておく手段と見ています。
アメリカ国民と中国国民とのパイプとなる大切なチャンネルなのです。
アメリカにとって中国は重要な市場です。
アメリカ製品の輸出先としては2パーセントくらいにしかならないのでしょうが、それでも重要なのです。
というのは中国への輸出品は航空機、コンピュータ、穀物などアメリカにとって主要な輸出品であり、中国は将来も大切な市場であり続けるからです。
このため中国との関係は絶対に必要なものであり、われわれは21世紀に向けて緊密な関係を維持していきたいと望んでいるのです」。
・・・1991年5月。
中国の江沢民総書記がモスクワを公式訪問しました。
中国共産党首脳のソ連訪問は1957年の毛沢東主席(当時)以来、34年ぶりのことです。
今回の訪問で中ソの軍事協力関係が深まり、ソ連から中国へ最新鋭戦闘機を含む軍事技術の供与が32年ぶりに検討されました。
ゴルバチョフ政権の保守化がささやかれていた当時、世界が注目していたのがこの中ソ間の軍事協力の行方です。