大企業の人間 2
私はだいぶ迷いましたが、P氏に電話して、先方の断わりの理由づけをしました。
「プラスチック会社の社長の話では、キミは常務としての実力は充分にあるが、会社の人事政策上いきなり常務というわけにはいかないので、残念ながら見送りたいといってきたよ」
これにたいしてP氏は"将来常務にしてくれるというのなら、初めは平部長でもけっこうですから"と低姿勢になりました。
しかし、私がさらに"それはあくまで可能性であって、約束や保証ではないから"ときめつけると・・・
"おなじ働くなら、ちょっとでも自分に納得いくポジションと待遇で働きたいですからね"と本音を吐きました。
「そうだね、残された人生は自分の思うところに従って、素直に生きることだね」
・・・と、私は逆説的な言い方をして、P氏との話を打ち切りました。
このぶんでいくと、P氏は長年大会社のサラリーマンとして沈澱させてきた思考パターンとパーンナリティからは当面脱しきれそうにありません。